[公式サイト] 吾妻渓谷温泉郷 川中温泉 かど半旅館   当旅館は「日本秘湯を守る会」の認定旅館でございます
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2004/6/5 経済新聞一部抜粋

 川中温泉の一軒宿、「かど半旅館」本館の正面玄関は、木枠のガラス戸であった。奥に進むと縁側のガラス越しに障子戸が見える。かつての湯治場の雰囲気が伝わってくるようだ。別に鉄筋の新館もあるが、本館は昭和十四、五年ごろ建てられたといい、廊下などは黒光りした貫禄のあるものだ。

 「うちの温泉は漂白作用があるの。つるつるするしね。ここに美人がいるわけじゃないので“心の美人”で売り出したのよ。」こう快活に語るのは女将の小林タミ子さん。大正十五年(一九二六年)生まれだとは思えない若々しい肌だ。

 温泉にはスキンケアの基本である「洗浄作用」「保湿作用」「活性作用」がある。なかでも美肌効果が高いのは弱アルカリ性の温泉。ただし高温だと皮脂が洗われ過ぎて乾燥するので、ぬるめの湯を選ぶのがポイント。その点、川中は理想的だ。

 湯上り後の保湿効果を持続させるには、早めに保湿材を塗ること。また、発汗で失われた体内のミネラル分を補給するため、ミネラルウォーターなどを飲むことを忘れないようにしたいもの。
 わが国の伝統的な温泉療法を高く評価した、“日本の近代医学の父”と呼ばれるドイツ人のベルツ博士は明治初期に川中温泉を高く評価した一人だ。東大医学部教授だったベルツは、川中温泉の中性温浴が、一回に一、二時間の入浴をすることで、多くの慢性病に効くことをドイツの医学専門誌に報告した。

 川中の歴史は中世以前にさかのぼる。「口碑によると源頼朝の臣重田四郎が健久四年(1193年)病を得て除籍され、永くこの地で療養に当たった」(『群馬の温泉』)
 河原の岩間からわく源泉は三十五度。そのため薬湯と河畔にある露天風呂の奥の方の浴槽が源泉のままのほかは、多少加温している。ただし循環せず、かけ流しなのはうれしい限りだ。

1999/4/2 信濃新聞一部抜粋

三美人の湯のメカニズム ─ 久保田・群馬大草津分院長ら解明─
 肌がしっとり、すべすべする「美人の湯」の条件は弱アルカリ性でナトリウムイオン・カルシウムイオンを含むこと─。久保田一雄・群馬大学草津分院長(温泉医学)のグループは「日本三美人の湯」と呼ばれる川中温泉(群馬県)、竜神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)の成分を検討さらに人口皮脂を温泉につける実験からこんな事実を突き止めた。近く論文にまとめて発表する予定だが、自称・他称の「美人の湯」は、全国各地に散在するだけに論議をよびそうだ。

「三美人の湯」は、いずれも弱アルカリ性。久保田さんはさらに三つの湯に共通して含まれている化学成分を追究。ナトリウムイオンとカルシウムイオンに着目し、次のような仮説を立てた。

 アルカリ環境の中で、肌の表面にある脂(皮脂=不飽和脂肪酸)とナトリウムイオンが結びついていて、「せっけん」をつくる。このため、ぬるぬる感と洗浄作用をもたらす。さらに、ナトリウムイオンがカルシウムイオンに置き換わるとカルシウム脂肪酸塩ができる。カルシウム脂肪酸塩には、ベビーパウダーのような作用があるため、すべすべした感じがする─というものだ。

 仮説を実証するため、三美人の湯の源泉を取り寄せブタの皮膚の上に合成した人の皮脂を塗り、それぞれの湯に浸してみた。この結果、皮膚表面で微量なせっけんが合成されている可能性を確認。さらに詰めの実験を進めている。

 久保田さんは、「三美人の湯に共通した美肌作用の秘密は、弱アルカリ性、ナトリウム・カルシウムイオンの組み合わせにあることは、ほぼ間違いないだろうと」説明する。